「虫歯のはなしその1」

虫歯はみなさんご存じのとおり、歯に穴があいてしまっている状態ですが、どういう風にできるかご存知でしょうか?
口の中にはミュータンス菌という虫歯菌がいます。この虫歯菌が砂糖を分解して、酸を出します。この酸によって歯が溶かされてしまいます。しかしすぐに穴があくわけではないのです。
最初は歯の表面のミネラル分が溶けだす「脱灰」という状態になります。その後、唾液によって酸が洗い流され、唾液の中のミネラル分が歯に取り込まれる「再石灰化」という過程を経て元に戻ります。
「脱灰」と「再石灰化」のバランスが取れていれば穴があくような虫歯はできません。しかし砂糖の入った飴やガム、清涼飲料水などがいつも口の中にあるような環境だと「再石灰化」する間がありません。「脱灰」ばかりが起こり、大きな虫歯になってしまいます。
また寝ている間は唾液の分泌量が少なくなるため「再石灰化」する力が弱くなっています。寝る前のブラッシングが不十分だと「脱灰」のほうが多く進んでしまうのです。虫歯は夜にできるというのはこういうことなのです。
高齢者も唾液の分泌量が減少します。内服薬の副作用で口が渇くこともありますね。このような方々も「再石灰化」が起こりにくいので虫歯ができやすいといえます。
「脱灰」をおさえ「再石灰化」を促す生活が大事なのです。
つづきはまた・・・