「虫歯のはなしその2」

虫歯ができるためには、「歯」「砂糖」「虫歯菌」の3つが必要です。
どれかひとつでも欠けると虫歯はできません。つまり虫歯を作らないためにはどれかをなくすか、できるだけ減らせばよいのです。
まずは「歯」です。歯をなくしてしまっては意味がありませんので、歯は強くしましょう。口の中に生えてきたばかりの歯はあまり強くありません。酸に溶かされやすい柔らかい歯なのです。口の中で唾液中のミネラルを取り込むことでだんだん硬くなるのです。タケノコが竹になるようなものです。虫歯予防に利用される「フッ素」は歯を酸に対して溶けにくくする作用があります。竹になりやすくしてくれるのです。 ですから「フッ素」が最も効果があるのは、生えたての歯に対してです。大人の歯にはあまり効果がありません。しかし唾液が減少する年齢になってから増える「根っこの虫歯」に対しては効果があるといわれています。「フッ素」の入った歯磨き粉やうがい薬をつかったり、定期的に歯医者さんでフッ素を塗ってもらいましょう。
次に「砂糖」です。砂糖は大事な調味料ですので全くとらないというのは難しいでしょう。量と摂取するタイミングを工夫しましょう。以前お話した脱灰と再石灰化です。一日にとる砂糖の量は半分が食事に使われ、あとの半分がおやつです。おやつの量が多すぎたり、回数が多かったりしませんか?コーヒー、紅茶の砂糖、清涼飲料水はどうでしょう?キシリトールなどの砂糖以外の甘味料を利用するのもいいですね。
最後に「虫歯菌」です。虫歯菌も口の中の常在菌ですからゼロにするのは難しいと思います。できるだけ少なくするようにしましょう。虫歯菌を含んだ細菌の塊が歯垢・プラークです。減らすためにはもちろん歯磨きですね。 歯磨きをしていない人はほとんどいないと思います。しかし意外と磨けていないものなのですよ。
バイ菌が残りやすいところ、つまり磨き残しのあるところをいくつかあげておきましょう。まずは歯と歯の間、歯と歯茎の境目です。つぎにかぶせや詰め物などの人工物と歯との境目、ここには少し隙間がありますので虫歯菌が残ってしまいます。それから一番奥に生えている歯の後ろ側、ここは歯ブラシを当てるのが難しい場所です。あとは歯並びや、入れ歯の有無など個人個人で環境が違います。
歯医者さんであなたにあった適切なお手入れの仕方を教えてもらってください。